パーソナリティ障害
パーソナリティ障害とは?
かつて、パーソナリティ障害は「精神病質」と呼ばれていた時代がありました。しかし、治療しても治らないという意味を持った「精神病質」という概念に対抗するような形で、アメリカを中心に徐々に用いられるようになったのが、「パーソナリティ障害」という概念なのです。
つまり、これにはどんな治療をしても治ることのない、人間の「性格」としてではなく、治療可能な「障害」であるという捉え方が反映されているのです。
実際、私もそうですが、パーソナリティ障害の人間というものは、もともとそういう「性格」だったわけではなくて、何かの挫折や躓き、精神的ショックなどをを契機として様子が変わってしまい、それによって性格や行動の問題が発現してきたというケースが多いのです。ですから、決して、「精神病質」という概念で考えられていたような、人間そのものが持っている固定化された異常な人格がその中にあると言うわけでは決してないのです。
簡単に言えば、簡単にいってしまえば、精神病とも神経症とも判断できかねる状態であると言ってもいいでしょう。
精神病というものは「現実を判断する力が失われ、常識を大きく逸脱する奇異な言動を示し、通常のコミュニケーションが不可能に近い病気」です。
一方で神経症は強迫神経症など「病識があり、不安や恐怖に苦しみながらも現実感覚を失っていない病気」です。
この境界線上にあるのがパーソナリティー障害ということになります。なお、パーソナリティー障害は症例が非常に多いので、詳しくはここでは触れません。もっと情報が必要な方は、良いサイトが沢山ありますので、検索して見てください。ここでは詳しくは触れません。
パーソナリティー障害の症状とは?
精神医学者カーンバーグはその特徴を次のように挙げています。
1 人格がまるで幼い子供のように未完成、未統合であるため、不安に耐える力や衝動をコントロールする力が欠けている。
2 それを防衛するため、社会的に望ましい心理操作を使えない
3 従って、思考・行動面で本能的で感情面の統制や他者への配慮を欠き、自己中心的である。そうした感情と現実が切り離された言動を示す特徴がある
人間というものは「抑圧」「知性化」「合理化」「昇華」といった4つの高次元の防衛操作を駆使して、不安や不満の解消を図っていますが、パーソナリティー障害患者はこの防衛操作ができません。
それにより、社会とのテンポが合わないような状況に追い込まれ、抑うつ状態などを示すようになります。
パーソナリティー障害の療法は?
「薬物療法」が主に用いられます。憂鬱な気分を和らげるために抗うつ剤が処方されたり、不安を鎮めるためにベンゾジアゼピン系と呼ばれる抗不安薬が処方されたり、睡眠を促す目的で睡眠剤が処方
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